2006年2月27日
ここは、先日友人に教えてもらった散歩道。私達の住むアパートから、小さな小川を横目に緑の林を抜け、隣町まで歩くコースです。 アパートの周りは緑が多く、ジョギングコースにもなっています。 私達の住む地域「Palo Alto」とは、スペイン語で「古く大きな木」という意味らしいのですが、その名の通り、大きな幹をもつ木が沢山生息しています。 そんな大きな木の間を抜ける、静かなこの散歩コースがとても気に入った私は、これからもきっと何度となく歩くのでしょう。 小雨模様の今日はこのお散歩コースに出ることも出来ず、お昼からお買い物に出かけようと思っていたのですが、主人が仕事で1日車を使うということで、部屋に篭る1日になりました。 日々の家事をして、余った時間は自分の趣味に費やす。一見するととても地味な過ごし方に見えるけれど、私にとっては一番自分らしく過ごせる贅沢な時間かもしれません。 家事の合間に、紅茶を淹れて一息。 最近よく考えることは、以前も書いた、そろそろ始まる友人の引越しラッシュのこと。 この散歩道を教えてくれた友人も4月に帰国が決まっていて、私がこっちに来てすぐの頃から色々と親切にしてくれていた人なだけに、寂しい思いが募ります。 中には、日本に帰国してからもご主人のお仕事の関係で、数年単位で引越しを繰り返す、という方もいらっしゃいます。 たとえ慣れとはいえ、それは本当に大変なこと。少なくとも、私にしたら相当の精神的努力が必要でしょう。 私は生まれてからずっと同じ土地に両親と暮らし、中学、高校、それ以降の友人関係も殆どといっていいほど何も変わないといった環境だった為、この歳で初めて引越しを経験し、環境の変化についていけるか不安にもなりました。 でもそんな中、自分の中でずっと変わらない存在ものこそが、私を常に自分らしくさせているということを知ったのです。 それは、両親や親友たちの愛情であり、もちろん夫婦としての愛情の存在。 それに気づいた時、気持ちがふっと軽くなったのを思い出しました。 来たばかりの頃は友人が出来るか不安に思っていたのに、今はその人たちと離れることを寂しく感じている事に時間の流れの速さを感じます。そして寂しく思うだけでなくそう思えることに感謝すべきかもしれません。 これからのこの日々の生活を、自分なりに無理なく充実させることこそが、さらに幸せな自分への近道なのでしょうね。
by malmbear
| 2006-02-28 12:54
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